小さい保険薬局での個人情報保護ー会話のマスキング

今年の4月の診療報酬改定でかかりつけ薬局、薬剤師機能にフィーがついた
算定要件は色々とあってなかなかハードルが高いインテリジェントフィー
その中で患者さんの個人情報の保護について改めて言及されている

カウンターでの患者さんとの会話をどうマスキングするかはずーっと懸案事項だった、CDをかけたり、カウンターに小さいパーテーションを置いてみたりしていたが、どうも今ひとつ。
うちは平均的な保険薬局より少しだけ大きいくらい、言ってみれば非常にありふれたサイズの薬局、
古巣の800人外来をこなせるような巨大な薬局であれば銀行の融資ブースのような構造にもできるけど、待合の椅子とカウンターの距離が近い、小さい薬局さん達はいったいどうしているんだろう、と先日参加した学会で聞きまくった。
そして同じような返事がいっぱい返ってきた
「本部から既製品のパーテーションが送られてきたが、邪魔すぎてすぐに撤収された」
考える事は同じで、実は私も既製品を買って置いてみたが、ものの一時間で撤収した。邪魔すぎる。
結局開局時にカウンターを特注したKOKUYOさんに邪魔すぎないそれなりのパーテーションを作ってもらう事にした。
このサイズを決めるのに他社さんに見学に行ったり、問い合わせしたり、エネルギー注いだだけあって、患者さん側も投薬側もいい感じに出来上がり満足です。
これで隣同士のマスキングは改善、混み具合によりますが、三分割して中央はなるべく使わないようにします。
写真はBefore&after

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そして、もうひとつの問題は、後ろの待合の椅子に座っている方に会話が聞こえないようにする事。
調べたら色々なサウンドマスキングシステムがあるので、検討してみた。

一つ目、A社のシステム。デモで設置してもらった。スピーカーから音が出て会話をマスキングするというもの、一台10万円で窓口毎だから3つ。
人の声の周波数の音プラス波の音、都会の雑踏の音、など6種類の音があり、
後ろに向かって広がるので会話が漏れない、
確かにマスキングする。でもこの人の声のようで声でない音が私には気持ち悪かった。人の声に敏感な精神科、心療科の患者さんには合わないと思う。実際に使っている薬局さんもあるようで、これがないと不安という声もあるみたいだけど、
うちの場合、レセコン入力のスタッフの具合が実際に悪くなってしまい、すぐに撤収となった。

二つ目はB社のドイツ製のシステム、ショールームに見に行った。天井裏にスピーカーを置いて、
エアコンの音のような音を降らせて音のカーテンを作るような感じとでも言えばいいだろうか。デモで設置もできるという、これはいいんだけど、見積もりを見て思わず笑ってしまった。この金額をかかりつけのフィーで回収は無理、いいですね〜ハハハ、としか言えない。実際薬局への導入事例はないそうで、入ってるのは職安などの公的機関と大企業の会議室などだそう。

三つ目のC社はサイトから問い合わせた。2週間経って電話がかかってきて、「保険薬局には導入事例はないし、おたく(フェニックス)のサイトを見る限り、あんなオープンカウンターじゃ機能しませんよ、デモ機は超混んでて待ってもいいんなら〜〜に問い合わせてみたら、ワンセット60万円くらいです」、だそう、経由する卸まで指定され、相手にされていない感じ、今はすごく需要があるんでしょうねー、それに、仕切りつけたからオープンカウンターじゃないし!でここはいいや。

考えあぐね、一ついい方法を思いついた!
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いつも家で使っている空気清浄機「ファイテンエアー」、これが優れものでターボ運転すると結構な音がする、でもちっとも不快ではなく、私はこの音のする中でぐっすり寝れる。これがいいんじゃない?と思い早速家から運んで設置してみた。
マイナスイオンを大量発生するし、アロマも入れられる。運転してるとなんだかいつもより疲れない感じ。
結構な音なのに、患者さんがすぐ近くに座る!これはいい方法だと思った。
暫く様子を見るつもりでいたが、その日家に帰ってこれが無い状態で一晩過ごして翌朝、なんだか疲れてる😞
あくまでも私の主観だけど、ファイテンエアー、結構いい仕事してる、と思った。
早速薬局用にオーダーし、一台レンタルして今二台あるけど、一台で十分な感じ。ちなみにうちのカウンターに近い待合の椅子の数は10脚。
薬局では粉砕調剤もしますが、粉が飛び散るので、ドラフター付きの散剤台はあるものの、限界もある。
会話のマスキングと住環境の改善とファイティンエアーターボ運転は一石二鳥のいい方法だと思う、
血行がよくなるので敏感な方は汗をかいたりもする、私的には、いつもより薄着でいい感じです。

かかりつけ薬局機能はこれだけで診療報酬算定できるわけではないので、まだまだ課題があります。

ご縁は育てるもの

先日、薬剤師の学会で薬物間相互作用(薬同士の飲み合わせ)や、
食べ物と薬の飲み合わせについての研究の第一人者の先生の講演を久しぶりに聴いた。
薬剤師でこの先生を知らなかったらもぐり、ぐらい有名な方だ。

最後に質問をさせて頂いたら、名刺交換することになり、
神!と思ってたこともあったので、なんだか嬉しかった。

何故 神 と思っていたかというと、
薬物間相互作用や薬と食べ物の相互作用により
治療を求めて来た病気の患者さんに重大な被害を与えてしまう
という最もあってはならない事を防ぐために尽力されているからだ。

私も薬科大の教員だった頃は、本物そっくりのデモの処方箋を
作り、患者背景を提示してグループワークで学生に処方箋の
問題点をディスカッションさせる、という授業をやっていたし、
一番エネルギーを注いでいたつもりだ。
特に被害が起きると命に関わるような薬について沢山取り上げ、
その頃は先生の本を良く読んでリスクマネジメントについて勉強した。

患者さんで、薬剤師が処方箋を読んで疑義があれば医師に問い合わせ
処方に介入することがある事を知っている方は多くはないと思っているが、
多分に薬剤師側のアピール不足で、そういう事が下手な人が多いのかもしれないと思う。
そういう点でもこの先生は薬剤師の職能をエネルギッシュに見える化していてl凄い。

今朝はびっくりした事に、薬局にこの先生からお電話を頂いた。
そして、研究を一緒にしませんか、というお話を頂いた。
とても気さくな方で人との間に垣根を作らない方なのだな、と感じた。
何度も言うが、物凄いパワフルで、人との縁が繋がる方なのだと思うが、
今日とても感じたのは、私のようにたった一度会ったきりの薬剤師に
とても丁寧にご自分の意図を説明し、提案をし、私の意向や職場のハード面
ソフト面の環境も考えておられるのがわかり、天才でパワフルなだけでなく、
とても現実的に丁寧に物事に当たっておられる方だ、という事に感激した。
それが、今の現実を作っている元なんだな、とつくづく。
ご縁は動く事で繋がるが、ただ繋がればいいわけではなく、大事に育てるもの、と改めて思わされた。
いい経験をした日だったな。

ちょっと外に出てみたら

先日薬局は4周年を迎え、今日決算の作業が全部終わり一区切り。はー、自分にお疲れ様❗️
このところ心境の変化があり、自分でもおかしいと思うくらいハイテンションで出かけまくっている

4年間は篭っていた感じで学会とかあまり外に出る気がしなかったのは、多分巣作りしてたからだろう振り返る。
必死で良くは覚えていないけど、が正直なところ。
ようやっと出てみようか、と思えるようになった。

はじめての英会話教室に通い始めたが、入校の理由の第1番目に期せずして「To meet new people」と書いていた。
ほとんどプライベートレッスンに近い二人クラスで出会った女性のセールスマンはチャーミングな方、
27歳の息子と同い年のアメリカ人の先生の経歴もこれがまた面白い!

今まで馴染みすぎていた薬剤師の世界って狭い。両親ともに、しかも夫も同業と来ているし。元々が視野狭窄で人参をぶら下げられた馬みたいな人だから、とても近視眼的、興味を持てる事が少なかった。
もっと外の空気を吸ってみたい!と思ったんだからもっと出てみよう。いつも同じメンツの薬剤師会だけじゃなくてね。

違う自分を発見するのって面白い。
先日、本当に着たいと思う洋服を選ぶという事にチャレンジしてみた。
今まではどちらかというと「まあ自分なりの最低ラインがあってそこそこ、色も無難、これで見映え悪くないよね、という他人目線と経済性と着心地重視」だったけど、意外にも本当に着たいのはこんなんだったんだー!へーと思った。
超カラフルなワンピース(大体スカートなんて年1ー2回)にオレンジ色のコート、バッグはまるで油絵のような柄。
すごいお気に入りだ。
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色んな出会いがあって、変わっていく部分と、もちろん変わらない部分も沢山あって、私らしさをずっと探して行くんだろうな。楽しいなぁ。ってまるで中学生みたいなオバさんだ、言い換えれば育ちがいがあるよね。まあそれもいいか。

四周年

本当に久しぶりのブログ更新です
薬局がまる四年を過ぎ、これまで内に篭っていた感じでしたが、
最近やっと学会やら何やらに顔を出してみようかな、という気持ちになっています。
この連休も富山まで学会で行ってきました。
新潟県は縦に長いからなかなか富山に着かない!
初の北陸新幹線に乗り、ハイテクで新しいだけあって揺れが少ない!と感激していました。
富山ブラックっていうラーメンには驚いたー。レンゲが着いてない訳が一口食べてわかりました。
ブラックはお醤油なんですね。

初体験で英会話教室にも通いはじめました、薬膳も勉強中。
あれやこれや忙しいですが、楽しいです。

ともあれ、薬局の四周年の食事会をしました。
ここまでやって来られたのはご利用いただいた方々のおかげと、先生やクリニックのスタッフさん達のおかげ
お世話になった方々のおかげ、そして何より薬局のスタッフさん達のおかげです、
本当に感謝しております。

 

ヒヨコに毛が生えたぐらいで不死鳥フェニックスを名乗るのが気恥ずかしいことがしばしばありますが、
これからも地域に支えられた心ある薬局を目指していきたいと思っています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 

今回は老舗の料亭で。お料理も絶品でしたが、お花や障子ふすまやインテリアがレトロで素敵でした。喫茶去の書は会津八一だそうです。のらくろの原画写真撮るの忘れたけど惹きつけるものがありました。
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Heart Window Art展ささえ愛よろずクリニックnew ver.

先週ですが、ささえ愛よろずクリニックのHeart Window Artを夏バージョンにしました。

ちょっと強気で、夏バージョンで、と踏江先生からコンセプトが伝えられ、クリニックの昼休みに総入れ替えです。

白衣を着たまま行ったら作家さんたちが集まり、額装と配置が始まっていました。
デイケアの方達の作品も展示します。

あれこれと入れ替え差し替え、チャネリングと試行錯誤でこれだ!と納得いく選択と並びになりました。
わっぽーメンバーも、クリニックの患者さんの絵も以前と違う、進化しているなー、と思います。

玄関には金運を呼ぶ絵、待ち合い室には親子のような線が沿ってうねる絵が並び、
Wさんの不動の宇宙絵が俯瞰しています。
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トイレの前のにはズドンとエネルギーが昇る踏江さんの絵、力強いYUKAさん、安定したTさんの絵。

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デイケアの前の空間ははっきりくっきりして空気が澄み切って力強い空間になっていました。
目がさめる感じ、ってこのことです。中央の赤いスジの入った絵は高齢者の方の絵ですが、絵から受ける印象はとても若々しいです、開業した頃は車椅子でしたが、絵を描き始めてどんどん元気になられて、今は普通に歩行しておられ、薬局に来られる度にケータイで撮ったご自分の絵を見せてくださいます。
失礼かもしれませんが、とても可愛らしい方です。毎月踏江さんに会うのをとても楽しみにしていらっしゃいます。
右端は毎月工房に参加されている内科Dr.の絵です。

 

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向かい側は月シリーズ?という印象の優しい絵たち、デイケアメンバーの作品です。

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どの作品も力強く自己表明している感じですが、並んでいてスムーズで違和感がなく繋がり調和しています。

先日銀行さんから絵の展示をして欲しいと依頼がありました。
色々なご縁があって面白いです。